My Journey to be a Jeweler

NY・ロンドン・アントワープ、ジュエリー留学と移住の記録

ロールモデルは遠くに見つける:ルイス・カムフォート・ティファニーのまねっこでグランドツアーに行くことにした!

こんにちは、綾野です。

 

美術の展覧会の形式として

①分野や時代で限定する

ex)印象派展、18世紀の写真展

②作家で限定する

ex)モネ展、ピカソ

 

大きく2つがあると思いますが

わたしは後者の方が好きです。

 

アーティストが

どんな経験を経てどんな状況で

作品をつくったのか知ることで

その作品をより理解できる気がするんです。

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しかもですね、

自分がたどり着きたいゴールに

到達した人の人生を辿ることは

今後の自分の動き方を決めるヒントになります。

 

天才にも師匠がいたんだな〜とか

作風が固まらない時期もあるもんなんだなぁ〜とか

こうやって自分を確立していったんだな〜とか

 

天才と言われる人も

下積みや模索する時期があることを知れば

自分のすべきことが見えてくる!

 

いやいや、そんなすごい人に

なれるわけないじゃん〜と

思いますか?

 

でも私は

どうせ望むなら

高望みすべきと思うんです。

 

最初から50を目指したら

50にしかなれないけれど

150を目指したら

目標を達成できずとも

100に届くかもしれない。

 

最初の目標は高いほど

より遠くに行けます。

だから私はロールモデル

遠くの天才(死んでても可)に設定するのがいいと思っています。

 

先日古本屋でゲットしたこちらの本

Louis Comfort Tiffany: Artist for the Ages

Louis Comfort Tiffany: Artist for the Ages

  • 作者: Marilynn A. Johnson,Michael John Burlingham,Martin Filler,Nina Gray,Rudiger Joppien
  • 出版社/メーカー: Scala Books
  • 発売日: 2005/10/31
  • メディア: ハードカバー
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大好きなL.C.ティファニーの生涯が

みっちり詳しく書いてあったんですね。

 

どんな人生送ったら

L.C.ティファニーみたいな

作品作れんねん!ということで

彼が成功するまでの経歴を辿って

がっつり真似っこしたいと思います。

 

ルイス・コンフォート・ティファニーができるまでの半生をたどる

1848年アメリカ生まれ。

宝石商として成功した

父チャールス・ルイス・ティファニーのもと

(以後パパティファニー

経済的に恵まれた環境で育ちます。

(この時点で真似できないけど笑) 

 

1864年の革命をうけて

ヨーロッパのアーティストが

アメリカに避難したことで 

建築家や家具・内装デザイナーなどの

才能あるクリエイターたちと

多感な時期に関わりを持ちます。

 

パパティファニー

彼を後継者にしたかったため

経営者となるべくニュージャージー

陸軍士官学校を卒業しますが、

本人は画家を志望し、

17歳で隠れて"アメリカ風景画の父"とよばれる

ジョージ・イネスに師事します。

 

Aim of art is not to instruct, not to edify, but to awaken an emotion.

芸術のゴールは教え導くことでも、啓発することでもなく、感情を起こすことだ。

 

ジョージ・イネスのこの言葉は

ティファニーの指標となり、生涯、 

感情にインパクトを与える

光と色彩を追究することになります。

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17際の夏、ティファニーでデザイナーもしていた

edward C.Mooreの影響で

父の別荘にて自然のスケッチに明け暮れました。

この時期を"The tiffany school" と呼びます。

 

18歳の時にターニングポイントが訪れます。

画家としてキャリアを歩むことを決意、

ヨーロッパにグランドツアーに出かけます。

 

グランドツアーとは

17〜18世紀のイギリスの裕福な貴族の子弟が

学業修了時におこなう国外旅行

文化先進国のイタリアやフランスに

数ヶ月から長ければ8年ほど滞在し

社交スキルやアートの知見を磨きました。

グランドツアー - Wikipedia

 

オーランドにある

チャールズ・ホスマー・モース美術館に

ヨーロッパグランドツアー時の

スケッチが展示されているとか。見たい。。。

 

帰国後アメリカのNational Academy of Designで

古代彫刻のデッサンを学びますが 

人体を描くことに苦手意識を感じ

フランスに戻りパリの

レオンバリーのアトリエで師事をうけます。

(のちの作品にこの時の影響は少ないそうです)

 

NYに戻った先に

8歳上で既に画家として活躍していた

ロバート・スウェイン・ギフォードと出逢い、

1870年7月に共に北アフリカへの旅に。

 

ロンドンから入って南スペインのマラガ、

ジブラルタルを経由してモロッコのタンジェ、

1870年の後半にはエジプトのカイロに。

 

この北アフリカへの旅を終えて行った展示で

オリエンタル・エキゾチックな

作風は儲かる(笑)と確信。

このときの体験がのちのち

内装やガラス作品に生かされます。

 

1875年27歳で画家ではなく

ガラス工芸家インテリアデザイナー

2つの道を見出します。

 

1876年にフィラデルフィア万国博覧会を機に

日本美術という新しいインスピレーションを得ます。

1854年ペリーによる開国で日本美術が欧米に)

中でも楽焼はガラス作品のテクスチャに影響を与えています。

 

1879年には内装デザイナーとして評価され、

80年代まで内装デザイナーとして活躍。

ガラス工芸は内装の一部というスタンスでした。

 

製薬会社のミリオネア・George Kempのおうち。

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Louis Comfort Tiffany – Ariane Interiors

 

ペルシア風のフォームに

アラビックな色の取り合わせが素晴らしい!

と評価されたそう。

カラーで見たいよ〜

 

その後、ガラス工芸に傾倒していったのですが

いったんL.C.ティファニーの半生のご紹介はここまで!

(ご要望あれば続きもやります笑)

 

キーワードはスケッチとグランドツアー

ここまで読んで思ったのですよ。

 

私に必要なのは

スケッチと

グランドツアーだと・・・!

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10月末に日本に帰るとして

それまでに

勝手にヨーロッパグランドツアーに行く!

そして旅先でスケッチする!

という企画を思いついてしまいました💖

 

この企画を設定してから

無事燃え尽き症候群も脱し

グランドツアーに向けて色々段取りせねば〜!と

ロンドンでやりきらねば〜!と

気合がみなぎってきました。笑

 

やっぱり納期って大事・・・

期限があるからこそ

生まれる発想ってあるよね。笑

 

インターン探しももう一度頑張ろう^^

メールで応募するより

印刷したものを郵送した方が効く!

同じ夢追い系女子に聞いたので

さっそくやってみたいと思います^^