My Journey to be a Jeweler

NY・ロンドン・アントワープ、ジュエリー留学と移住の記録

行って後悔?行かない後悔?アラサー女子によるイギリスワーホリ考

こんにちは、綾野です。

 

日本に帰国して早三ヶ月。(早すぎる!)

書きたいロンドンネタ、

実はまだまだあるのですが

忘れないうちに

イギリスワーホリseason総集編として

 

イギリスワーホリ、

ぶっちゃけどないやった?

 

を振り返って書き残しておきたいと思います。

 

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※イギリス初日のピカデリーサーカス なつかしい涙

 

仕事に疲れたアラサー女子あるあるwの

ワーホリいきたいな〜

でも将来不安だなぁ〜

ってお悩みの参考になればと思います☺️

 

※ニューヨーク彫金留学から帰ってきたときの

ふりかえりはこんな感じでした。

我ながらエモいこと書いてる気がする。笑

イギリスワーホリを決めた時の私のステータス

イギリスワーホリは抽選制。

私は2回目の応募で当選したのですが、

当時は30歳、年齢制限ラストチャンスで

いわゆるギリホリ(=ギリギリの年齢でワーホリ)でした。

 

その時は丸7年勤めた

広告制作会社を既にやめていて

(一応バリバリの企業戦士だったんですよ・・・笑)

セブに3ヶ月語学留学したのち、

ニューヨークで彫金留学をしている真っ最中。

 

ニューヨークでジュエリー職人として

働いた経験があればキャリアとして強くない??

ビザ出してくれるところ見つからないかな〜

 

という甘い考えで渡米しましたが

 

宝飾業界の不景気

トランプ政権

 

労働ビザもなく

ジュエリー職人としての経験も

現地での学歴もない

ナイナイ尽くしの外国人を

雇ってくれるような企業は

ナイのが現実。

 

この先どうしよう・・・

と考えていた矢先で

まぁ当たらないだろうけど

とりあえず応募だけしてみるか

と軽い気持ちで申し込んだところ

幸運にも当選、ジュエリーの本場

イギリスで働く権利を得たのでした。

ワーホリに行くことを正解にできるかは自分次第

ということで私は

海外でジュエリーをやる!

そしてジュエリーで食べていけるようになる!

という明確な目的があったので

ジュエリーの長い歴史を持つ

ヨーロッパに渡ったことは

本当によかったです。

 

日本でにはなりますが

ジュエリー関係の職を得るという

目標も達成しました。

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※通いまくったアンティークジュエリーマーケット

ロンドンに行かなかったら

アンティークジュエリーの素晴らしさに

気づかないままだったな・・・

 

ですがこれも結果論。

いろんなワーホリ人の

話を聞いたり見たりしていると

ワーホリに行ったことを正解と言えるかどうかは

本当にその人次第だなって思います。

 

イギリスワーホリは

学校に行っても、働いても、毎日遊んでも

本当に何をしてもいいから

 

逆に明確な目的がない人は

人生を見失いがちでした。

 

英語を学ぶつもりできたのに

日系の会社でバイトして

日本人のワーホリ仲間とつるんで

英語は特に伸びず

ヨーロッパ旅行だけして帰るパターンもよく聞く。

 

何をしたらいいかわからなくなって

引きこもったり早々に帰国する人もいる。

 

一番みていてい辛いのは

 

日本に帰りたくなーい

働きたくなーい

イギリス人と結婚しちゃえばいいかな💙

 

って感じで彼氏を探す人。

ほぼやり捨てられて終わるよ。

(きつい言い方でごめんなさい

でも日本人女子がそういう扱い受けるの悔しくて

本当に嫌なの・・・涙)

 

追い討ちをかけるようにワーホリって

ちゃんと働いてきたタイプの大人には

めちゃくちゃウケ悪いんですよね。

遊んできたんだろーって思われて

日本に帰ってからの再就職、結構大変。

条件下がることが多い。

 

いや確かに

がんばるだけが人生じゃないし

ただ楽しい、そういう時期があってもいい。

(実際私もヨーロッパたくさん旅行して楽しかった!)

 

でもね、今の資本主義社会で生きていくには

金持ちの家にでも生まれない限り

お金稼がなきゃいけないから。

 

ワーホリ行ってよかった!って思うためには

日本帰国後の現実をある程度見据えて

英語力なり(TOEIC何点とか具合的にね)キャリアなり

ワーホリで何を得て帰るのか

目標を設定することが大事です。

 

帰国後を見据えた目標設定が後悔しないワーホリの鍵

もちろんワーホリにきて大正解!って人、

たっくさんいます。

(ってかそっちの方が多い!)

 

ワーホリ人の中で理想だなーと思ったのは

もともと持っていたスキルを

現地で活かすことでパワーアップする人。

 

例えば私のバイト先だったヘアサロンは

ワーホリで来ていた日本人美容師の子達が

たくさん働いていましたが

 

彼・彼女たちは

もともと持っていた美容師スキル

でイギリスでも職を得つつ

 

・英語での接客スキル

・日本人と異なる髪質を扱うスキル

・ファッションショーでのヘアメイク経験や人脈

あたりを得て日本に帰るから

 

現地での職探しも困らないし

日本帰国後に仕事が広がるんですよね。

 

ワーホリに行くことで

日本では得られないスキルが得られて

今後の自分のキャリアが広がる。

これが私が思うワーホリの理想形

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※イギリスの大手カフェチェーンCOSTAと

エディ・レッドメイン風イケメンを隠し撮りw

 

ワーホリに行けば嫌な現実から逃げられる

のではなく

ワーホリに行くことで

自分をパワーアップさせるんだ!

という心意気がワーホリ成功の鍵ですね。

 

ワーホリで得たものをリストアップしてみる

とまぁ厳しいこと書きましたが、

とはいえ、

やっぱヤングは

世界見たほうがいいぜ

って強く思うんです。

おもろいもん。

 

悩んでいる人の背中押したい!

You行っちゃいなよ❤︎

 

ということで前述の

夢だったジュエリーのお仕事以外にも

ワーホリに行ったから得られたもの

がたくさんあるので

まとめてみたいと思います。

 

得たもの①人生最強のライフハック "ときめきに従うのが正解"

イギリスに到着した時点では

 知り合いもほとんどおらず

 

住むところ

仕事

ジュエリーのスタジオ

 

など、毎日をどうすごすか、誰と過ごすか

大げさに言ってしまえば

"これからの人生"をゼロから一人で決めていく作業

をしました。

 

明日何やるか決まってないって

人生で結構レアな体験なんですよね〜。

 

そうやって自分でたくさんの判断をして得た

綾野的最強ライフハック

 

ときめく!という直感は正しい

 

ということ。

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※イギリス初日のビックベンとマジックアワー

美しすぎてワーホリ成功を確信した笑

 

色々考えたところで意味ないとは言わないけど

結局、最初の直感で

これときめくわ〜〜〜〜〜〜〜

っていうことやってれば正解だった!

 

こういうのって頭ではわかっても

実際やるのって難しいじゃないですか。

でも実体験として実感すると

納得感もってやれる。 

これからは迷ったら

ときめく方を選ぼうと思います。

得たもの②文化レベル低い育ちというコンプレックスを払拭

私の地元はヤンキーしかいないような

大阪南部の山に囲まれたド田舎なんですけどw

東京でクリエイティブな仕事するのにずっと

 

自分って田舎もんやな〜

いいもん何も知らんな〜

 

っていうのがコンプレックスだったんですよね。

 

でもヨーロッパあちこち

自分の足で回って

この目で本物をたっくさん見たことで

それは払拭できたかなと思っています。

アートやなんやら偉そーにうんちく言うてるヤツも

どうせホンモン見たことないんやろ?って言う

謎の強気が生まれた笑

 

この目で見たものが養分となって

自分のセンスになる

 

本当は若い感受性がもっと豊かなときに

それができればいいのかもしれないけれど

今だって遅くないと信じてる。

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※ちょっとしたドアノブなんですけど素敵ですよね・・・

私のカメラロールにはネタが詰まってるで

あとはね、ぐちゃぐちゃ言ってないで

自分の作るもので勝負、ですよね。

得たもの③英語でお金を稼ぐという成功体験とどこでも生きていけるという自信

英語全くできないところから

会社を辞めてセブ語学留学→NY彫金留学をへて

ただ英語を学ぶこと

英語で仕事をすることには

大きな距離があるなと実感したんですけど

 

イギリスでアルバイトとはいえ

英語で仕事をしてお金をもらった経験は

自分にとって大きな自信になりました。

 

正直今でもネイティブの人とかだと

何を言っているか聞き取れないことも多いんですけど

相手が何を言っているか分からなくても

どうにかコミュニケーションする

 というスキルを身につけられたから

私どうやっても生きていけるなーって思う。笑

 

そういう自信があれば

今置かれた環境が理不尽だったとしたら

必要以上に耐える必要もないし

どんどん人生の選択肢が増える。

 

むかーし語学は靴って書いたけど

我ながらそういうことだよって感じです。笑

得たもの④Everyone is different.という価値観

イギリス人と結婚してロンドンで子育てした

日本人女性に聞いたんですけど

小学校で最初に学ぶのが

Everyone is differnet.

っていう考え方なんですって。

さすがグローバルシティ。

 

みんと足並み揃えなきゃ、

出る杭は打たれるから他人と同じ高さにしなきゃ

っていう日本の考え方より

 

みんな違うんだから

思いやりは大事だけど

それぞれ好きに生きようぜ

っていう考え方の方が私は好き。

 

個人を尊重する社会で生活したことで

精神的にとても自由になれたと思います。

 

違う文化圏の人と交流すると

人間共通の真理

文化によって作り出されたバイアスに気づけるんです。

 

男性が稼いで女性が家、っていうのが

全然当たり前じゃない文化圏とかあるから

これって誰かがが作り上げたバイアスなんだーとか

  

寂しいとか恋しいとかいう感情は

人間共通なんだなーとか

 

人間というのものに対しての考察が深まりましたし

日本で当たり前とされていることに

従わなくって全然いいや!って気持ちです。

フリーダム❤︎

 

ワーホリで失ったものももちろんあります

何かを選ぶということは

何かを捨てるということ。

 

もともともってたけど

ワーホリでなくしたものは

貯金

安定した収入・年金

親の安心感

適齢期(これはワーホリのせいじゃないかw)

 

あたりでしょうか。笑

(この間実家帰ったら

育て方間違えたと言われましたよね笑)

 

まぁこれが重要かどうかは

人の価値観、あなた次第ですし

最初の3つはワーホリ後の生き方で取り返せるかなー

 

まとめ 

どんなことにでも共通すると思いますが

何かを決断する時点で

それが正解かどうかは決まってないんです。

 

その後の行動で

決断が正解になるかが決まるんです。

 

せっかくワーホリに心を惹かれたんだったら

絶対やった方がいいと思う。

 

行って正解だった!って言えるように

目標をしっかり持って賢く

いろんな意味でせっまい日本を飛び出しちゃいましょう❤︎