こんにちは、綾野です。
2019年6月にツイートした
綾野ジュエリー図鑑2019
クーパーヒューイット
デザインミュージアム編
(アメリカ/ニューヨーク)を
まとめます〜!
アール・デコ以降
コンテンポラリー中心にしているので
メトリポリタン美術館編と
続けて見ていただけると
ジュエリーの進化の過程がわかり
面白いと思います😍
出典
The Collection | Collection of Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
152 BRACELET(1920年米)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 1, 2019
NYジュエラー オスカー・ハイマンのアール・デコブレスレット。センターのエメラルドカットルビーが眩しい。 Neil Lane Collectionと名付けられています。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/iUvIG45Nsc
153 BRACELET(1925年米)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 2, 2019
ダイヤモンド、ターコイズ、母貝、オニキス、黒真珠、スモーキークオーツ、トルマリンを使ったエジプシャンスタイルのブレスレット。ラクロッシュ・フレール作。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/U55FcLmC8G
154 VANITY CASE, EGYPTIAN SARCOPHAGUS(1925年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 3, 2019
エジプトの石棺型バニティケース。カルティエ製。蓋はなんと骨。古代の工芸品へのオマージュから生まれました。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/kGa3NXlKNo
155 PAIR OF DRESS CLIPS(1920年代米)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 4, 2019
アメリカジュエラーCharlton & Co.のペアクリップ。アール・デコらしい幾何学的なデザインですがパールによって柔らかい印象に。
ブローチは穴が開いてしまうから抵抗があるという方、クリップおススメです。シンプルなドレスの胸元に!
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/utLJRLME15
156 PLUME(1926年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 5, 2019
Van Cleef & Arpels大先生による羽。
ダイヤとプラチナを使用しながらこの軽やかさ。羽一枚一枚が重なっている手のこむつくり。
当時ホワイトカーペットとよばれる全て白で埋め尽くされたジュエリーが流行しました。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/kXlbY3wPiP
157 DANCE PURSE(1920年代)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 6, 2019
水戸黄門の印籠、ではなくナイトクラブやパーティで使うミニバック。2つのコンパートメントにわかれ化粧道具とお金が入れられるようになっています。
第一次世界大戦後、人手不足から女性の社会進出がすすみ自由を謳歌するようになりました。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/JJtWnnFmi3
158 SUITE OF BRACELETS(1930年代仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 7, 2019
Raymond TemplierとGerald Sandoz によるブレスレット。赤=ルビー、青=サファイア、白=ダイヤとフランス/アメリカの国旗の色を使用。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/MO1TsfAI1B
159 NECKLACE(1947年丁)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 8, 2019
ジョージ・ジェンセン社のネックレス。1900年代創立後デンマークアール・ヌーヴォーを牽引していた同社、その後Henning Koppelというデザイナーが引き継ぎ、同社のイメージを守りながらモダニズムを付加。メゾンが続くかは後継者にかかってます。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/x2qlmmwyFx
160 BRACELET&BROOCH (1953–85年米)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 9, 2019
アメリカのコンテンポラリージュエラーEd Wienerによるジュエリー。
1枚目のブレスレット、シンプルなワンピースに合わせたいですね。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/kd9othxc79
161 MELUSINE BROOCH(1965年米)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 10, 2019
ルネ・ラリックの孫マリエ・クロード・ラリックによるブローチ。
祖父の美意識を引き継ぎながらアフリカからのインスパイアなどエキゾチックな面を付加。
金田一少年ではないですが偉大な祖父母を持つと大変そう
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/uztHUn8iyr
162 NECKLACE/DOUCE EARCLIPS AND BROOCH(1965年米)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 11, 2019
昨日に続いてマリエ・クロード・ラリックの作品をご紹介。
1977年に父マーク・ラリック(ルネ・ラリックの息子)からラリック社をついだ彼女、香水の発売など社の発展に貢献しました。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/OjEfXIxtJ3
163 GYRO BANGLE BRACELET(1960年代)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 12, 2019
David Watkinsによる着用時と保管時で違う顔を見せるブレスレット。60年代から活動しスタジオジュエリーブームのパイオニア的存在でした。彫刻家・ジャズミュージシャンという経歴をもちながらRCAの教授を務めるなど多才なアーティスト。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/gXE8fnfbo5
164 RING(1995年伊)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 13, 2019
戦後のイタリアに生まれ1960年代後半からイタリアのアートジュエリー界を牽引したGiampaolo Babettoによるリング。華美な装飾なくクリーンながら洗練されたスタイルが特徴。新しさがありながらウェアラブルなのがすごい。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/csLQHbnclJ
165 WHEEL BRACELET(1996–97年英)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 14, 2019
ジュエリーという世界の広大さを教えてくれるブレスレット。
エポキシ樹脂、ポリエステル、シルバーでできています。スコットランドのジュエラーPeter Chang作。
身につけられればそれはジュエリーなのだ。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/9f4IWA57XF
166 WRINKLE JEWELRY COLLECTION(2012年🇮🇱)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 15, 2019
昨日の子があまりにもいいねされず不憫なので?変わったジュエリーをもうひとつご紹介。
イスラエルデザイナーNoa Zilbermanによる“しわ”コレクション。体面の皺を浮き彫りに。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/WKP9gOBuSE
167 BROOCH(2010年🇦🇹)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 16, 2019
ウィーンのジュエラーPetra Zimermann作のブローチ。アクリル樹脂をベースに砕いたパール、ラインストーン、スモーキークオーツ、ゴールドや酸化シルバーをデコレート。
伝統的なモチーフをポップに表現するのが彼女のスタイル。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/vPskbT32oa
168 Earrings(2012年🇮🇹)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 17, 2019
サンゴとダイヤのネイルがついた白い大理石の指から、血を想起するドロップがぶら下がっています。黒はオニキス。
フェンディ家の4世代目Delfina Delettrezのデザイン。解剖学に興味があったそう。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/4VIrYNOLdd
169 Ring(2012-14年)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 18, 2019
Hemmerleによるリングを3つご紹介。
①トパーズリング
銅+ピンクゴールド
②ダイヤモンドリング
鉄+銅+ホワイトゴールド
③ダイヤモンド
青銅+ホワイトゴールド
地金が面白い。つくりがピッとしてるからオンラインコレクションの中でも目立つ。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/qyXpRnLA1t
170 HONEY BEE EARRINGS& SMALL SNAIL BROOCH(2014年🇩🇪)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 19, 2019
ミュンヘンジュエラーHemmerleの生き物ジュエリー。
ミツバチは真鍮、鉄、レッドゴールドとピンクゴールド、アンバーを使用。
本物のカタツムリの殻を使ったブローチ、体はホワイトゴールドにダイヤをパヴェ。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/yVXQGV3O8p
171 Wing Brooch(2013年
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 20, 2019
パールの母貝をカットして羽に見立てたブローチ。イヤリングに似せた形もフィンランド出身オランダベースのジュエラーTerhi Tolvanenの既成概念への挑戦。
素材を主役するのもジュエリー、素材を利用するのもジュエリーなんですねぇ。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/M8n6kO812t
コンテンポラリーのネタが尽きたのでアンティークに戻ります笑
172 NECKLACE(18-19世紀🇮🇳)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 21, 2019
インド語で“the Maharatnani”は偉大な宝石を意味し、パール・ダイヤ・ルビー・エメラルド・サファイアを指します。癒しと魔法の力があると重宝されてきた石全てが使われたリッチなネックレス。ムーンストーン、アベンチュリン、トルマリンに象嵌。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/fbGzENvm0f
173 SNUFF BOX IN SHAPE OF A MAN WITH TURBAN(18世紀中🇫🇷)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 22, 2019
アメジストとムーンストーンをカーブしてターバンを巻いたムーア人に仕立てた嗅ぎタバコ入れ。
ロココ時代の異国情景です。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/mlEkiaBxsj
174 BIRD BROOCH(1850年頃🇬🇧)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 23, 2019
Forget-me-not(勿忘草)を運ぶ鳩。当時ターコイズは愛を伝える石として人気でした。
常にあなたのことを考えています、なんてメッセージが伝わってくるような可憐なブローチ。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/mRJYIu2HR7
175 SHELL BROOCH&EARRINGS(1860年🇫🇷)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 24, 2019
オニキスのシェルにゴールドとパールをあしらったセットジュエリー。荘厳な新古典主義の中にロココの名残が感じられるようなデザイン。シェルモチーフって本当にロマン。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/g1G2iAxvRz
176 CARD CASE(1870-80年🇯🇵)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 25, 2019
1850年代の開国後ヨーロッパでは日本の工芸がますます人気に。銀に七宝、これぞ彫金といった美しさ。
柴山細工(象嵌)などいまだに根強い人気という話を聞くとやっぱり嬉しくなります😊
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/JbZ8U3JIX7
177 LOVERS IN A BOAT BROOCH(1880年🇮🇹)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 26, 2019
ルネッサンスの影響が色濃いカルロ・ジュリアーノのブローチ。C Gの刻印入り。
愛する2人と鳩がエナメルで美しく表現されています。ボートの帆も星柄で素敵。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/571NiXWJRP
178 LAPEL WATCH(1889年🇺🇸)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 27, 2019
ティファニー社製のラペルウォッチ。1889年のパリ万博博覧会に出品。ゴールドにエナメルとダイヤで装飾。
2015年には日本で展示されてたみたいです。このイベント行きたかった。https://t.co/J6yM2087v5
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/peidPwqVGA
179 Bracelet(1890年🇬🇧)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 28, 2019
思わずどうなってんだ?と声が出るカルロ・ジュリアーノのブレスレット。茶色い三角に白のラインは博物館のオンラインコレクションにはエナメルの表記があるのですが、アゲートではという指摘もいただきました。ごめんなさい、私では真偽不明です。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/bgq6hZ4Ni7
180 HAIR ORNAMENT(1900年🇨🇳)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 29, 2019
光沢ある美しいブルーはカワセミの羽。清朝時代末期の中国で作られたもの。シルクで包んだワイヤーにラッカーで羽をとめる“tian-tsui”と呼ばれるテクニック、起源は紀元前2世紀にさかのぼるそうです。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/1lcLLgpJ2n
181 DESIGN FOR A NYMPH COMB(1900年スイス🇨🇭)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) June 30, 2019
スイス出身デザイナーEugene Grassetのレンダリング。24歳の時にフランスのマルセイユからエジプトまでの2年間の旅が作品にも影響しています。ギリシャ神話の妖精ニンフをモチーフに。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/YmCtREU4DP