こんにちは、綾野です。
今日は同じ工房に通っているねぇさんのツテで
ニューヨークを拠点に活動する、
コンテンポラリージュエリーの
ギャラリーオーナー兼キュレーターの
シャロン・クランセン氏の講演をきいてきました!
http://www.jjda.or.jp/seminar/2017/20170701.html
このブログでも何度か
ジュエリーには色んな分野があると
お伝えしていますが
コンテンポラリージュエリーとは、
一言でいってしまえば
身につけられるアート。
金属や宝石にとどまらず
様々な素材を使いながら
既成のジュエリーの概念をこえた
新しいジュエリーを追求している分野です。
会場で見ることができたコンテンポラリージュエリーたち。
おもしろすぎる!
なんだか味があってすきな2つ。
コンテンポラリージュエリーは、
自分がやりたい方向性ではないのですが笑
知識は深めたいと思っています。
なぜかというと、
正直もう一般的な市場で見るジュエリー
おんなじようなのばっかで飽きてきませんか?笑
出尽くした感がすごい。
色んなブランドを勉強していますが
『どっかで見たことあんな。』
感が否めなくって。。。
(自分のことは棚の最上段に上げてます!爆)
だからコンテンポラリージュエリーやアートを学んで
発想方法を取り入れて
自分オリジナルの作品を
作っていかなければいけないと思っています。
ということで本日の講演に参加しましたが
ジュエリー講座っていうよりもはや
メンタルセミナーでした。笑
革新的なジュエリーを作るために必要な心構えが
シャロン氏によって熱く語られました!
ジュエリーに限らず、人生の教訓として
感銘を受ける言葉ばかりでしたので
いくつかご紹介です。
(私の解釈ですのでニュアンス違ってたらごめんなさいね…)
まず日本でコンテンポラリージュエリーが
なかなか発展しない理由を
シャロンさんはこう指摘していました。
アジア社会は他人がどう考えているかをとても気にする。常に肩越しで自分がしていることをチェックされているような感覚だ。
このままでは自分を表現することは難しい。
人と同じことがよしとされる社会では、
アート、しかもそれを身に付けるという行為は
なかなか受け入れられ難い、ということなのでしょう。
しかしです。
プロポーションを良く見せるジュエリーだけが良いジュエリーなのではない。首が短いから長く見せるジュエリー?そんなものにはもう飽き飽きだ。
そのジュエリーを愛していて、つけるだけで幸せな気持ちになる。外見でなく、感情にフォーカスしたジュエリーの選び方もあるんだ。
なんかこれってジュエリーだけにとどまらない考えですよね。
人から褒められる、うらやましがられる。
そこに囚われて人生を選択してしまうのは、
あまりに自分の心が可哀想です。
そんなことより自分の心が喜ぶことをやってあげるべきです。
自分がどうなりたいのか、その全選択権は自分が有していると、本当の意味で気がついているだろうか。
自分が何者になるかは、自分だけが決めることができる。
これ。どこまでの人が、本気で、
自分がなりたいものになろうとしてるんだろう。
気がつかないうちに、誰かの望みに
のまれてしまっていないか、
人生で一度は徹底的に考えた方がいいと思います。
そしてジュエリーをつくるにあたって大切なことは、
この作品のどこに、自分があるか?
うおー!震えた!
これからデザインを考えるときは
つねにこれを自問自答するようにします。
決まり切ったものを作らないと売れない、というのはビリーフシステム(=思い込み的なもの)だ。
熱意を持って創れば、反応してくれる人がいるはずだ。
成功してる人がこう言ってくれると勇気が出ますね。
なかなか芽が出なくても信じて頑張ろう!
いやー、修造並みに熱かったです、シャロン氏。
シャロン氏のサイトでは
たくさんのアーティストの作品を見ることができます。
コンテンポラリージュエリーが
気になる方は要チェック❗️
今日嬉しかったのは、英語が7割くらい理解できたことです!
日本人向けにゆっくりはっきり
しゃべってくれてはいたものの、
今まで講演会などにいっては、
意味ぷーで眠たくなっていたのが、
大事なところをキャッチできるくらいには
リスニングできて成長を感じました❗️
※シャロン氏が話した後に通訳の方が話してくれるので内容は確認済み!
何事も積み重ねやなぁー
今回の会場はなんと藝大!
彫金の東大!初潜入!かっこいいぜー
来週は文化祭!
あちこちでみなさん準備されてました。
アートマーケットや生徒さんの展示もあるので
視察に行く予定です😁
またご報告しまーす!