こんにちは、綾野です。
ロシア・サンプトペテルブルグにある
エルミタージュ博物館の
アムステルダム別館にて実施中
Jewels!
The Glitter of the Russian Court
〜ロシア宮廷のジュエリー展
に行ってまいりました⭐️
https://hermitage.nl/en/exhibitions/
アムスの別館は基本的にロシア本館の貯蔵品(展示しきれないほどたんまり)の一部を半年に一回企画を変えて展示しているそう
— Ayano Jewelry : アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2019年9月25日
ロシア本館のオンラインコレクションは充実してそう✨https://t.co/kb5iuyWKgT
アムステル川沿いの
落ち着いたエリアにあり
中庭カフェなど
雰囲気も素敵な美術館です☺️
展示は以下の4つのコーナーで
構成されていました。
早速順にご紹介していきたいと思います!
※相変わらずiPhoneSEがポンコツで
写真イマイチなので笑
オンラインコレクションのURLが
わかるものは貼っておきました!
2020年春にSEの後継機出るの待つ〜!!
①華やかな舞踏会の衣装やジュエリーを展示
最初のコーナーはまるで舞踏会会場!
ドレス、扇子、シューズに
ジュエリーや小物などが
絵画と一緒に展示されていました。
ここでの見所は
ジュエリーよりもテキスタイルかも。
ビースや刺繍やレースが美でした…
ロシア宮廷ジュエリー展回顧中
— Ayano Jewelry : アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2019年9月27日
扇が素敵だったんですなぁ pic.twitter.com/YuyfQrp7qy
ドレスも!要はレースがステキなのかな
— Ayano Jewelry : アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2019年9月27日
するするっと引きずって歩いてみたいものだす pic.twitter.com/2Iv5vB6RoC
ジュエリーはこのような
ハンガリースタイル
=大粒カボション+レポゼ
+細かなエナメル
が特徴的でしたね。
プルプルカボションボックス
こちらはノート型小銭入れ
こちらはブーケケース
ダンスしたお相手のお名前が
メモできるようになっています
ロシアといえばココシュニック
(↑この絵のジュエリーは
誇張しすぎらしいです笑)
こちらのティアラは超有名ですよね
ロシア宮廷ジュエリー展
— Ayano Jewelry : アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2019年10月4日
レポブログ執筆中
ロシアといえばココシュニック
斬新なティアラの着想源に pic.twitter.com/guBvJCsjxo
このティアラ似合うのって
今の地球に一体何人いるんでしょうか。笑
②名品を集めたコーナー
続いてのコーナーは
凄ワザの名品ジュエリーが揃います。
お出迎えしてくれたのは
鉱物好きも悶絶しそうな
嗅ぎタバコ入れ
Juwelen! Schitteren aan het Russische hof | Federatie Goud en Zilver
続いて本展示の目玉
ジュエリーブーケ 18世紀ロシア製
花への熱意がやばい
寒いって人間をここまで
クレイジーにさせるんですね
綺麗な画像も貼っときます
Juwelen! Schitteren aan het Russische Hof in de Hermitage Amsterdam | agreylady
ただ…個人的にはTEFAFで見たこちらの
ファベルジェ先生の地味なやつのほうが
感動が大きかったです。
花瓶のパーツなど細部のクオリティが
こちらの方が全然高かったですね。
※エルミタージュ本館には
ファベルジェ作ビルベリーがあるみたい
見たい〜〜〜〜〜
凄ワザジュエリーや小物が延々と
今までみたフレンチエナメルで
最高傑作では?と思ってしまった
細かすぎるエナメルウォッチ
1625-50フランス製
めっちゃ好きやで
このうちの一花でもいいから
真似できるようになりたいもんですわ
こちら一見普通のリングですが
ポイズンリングです
一見ポイズンに見えないのがポイズン!
https://www.instagram.com/hermitage_amsterdam/
細かすぎる根気のチェーンとカメオ
肖像付きボックス
もったいなくて自分の顔なんか
絶対入れられない
1795年ロシア製
フィリグリーのパリュール
線が細かい!
18世紀後半フランス
ウォッチメーカーLeonard Bordierの
パールウォッチ
このメーカーのウォッチ
めっちゃドリームやな…
これを作った職人さんたちの
爪の垢を瓶詰めして売って欲しいわ
③結婚やエロ、テーマごとにジュエリーを紹介
3つ目のコーナーでは
テーマごとに集めたジュエリーを
紹介していました。
例えばウェディング
ターコイズが愛の石として人気だったそう
それにしてもこの扇の骨
象牙らしいですがゴイスーですね
びっくりしたのがエロチズムコーナー
春画やん!!!!!
こんなの初めてみた!!!
どういうシーンでこのリングを
使ったんだろうか…
エロも文化ですな…
それにしても
マーキスの形のリングを
エロコーナーに入れてたのは
無理があるわ
気を取り直してメメントモリ
白髪のモーニングカフス
美しい…
19世紀スイス製の
髪の毛いりポケットウォッチ
どうやらハエがロシアでは
何かしら意味あるようで
わかったら更新しますねー
※ロシア語で「ハエの下」
=酔っ払ってるを意味するそうで
君に首ったけ的なこと???
ご存知の方いたら教えてください。
こちらのハエのピンも豪華
このコーナーにとてもツボだった
ジュエリーが3つあるのですが
ググってみても画像や詳細出てこず…
見つけたら更新します
プルプルダイヤ、ボケすぎや〜😭
展示での説明文はこちら pic.twitter.com/WK07nCIz1i
— Ayano Jewelry : アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2019年10月4日
④巨匠ジュエラーの名作コーナー
最後のコーナーは
カルティエ、ラリック…
巨匠たちの名作を集めたコーナー
ロシアといえばFabergé先生
ティアラが回っておりました
取り急ぎ、回るファベルジェ ティアラお納めしておきまする pic.twitter.com/gt7w3Q1jOx
— Ayano Jewelry : アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2019年9月25日
ピンクエナメルもご健在
テーブルベル
ぴっちり感がすごい
ここにもすんごい世界が
広がってるっす
ラリック先生
この蛇ちゃん!
グルベンキアンの簡略版!?
1枚目:グルベンキアンのヘビ
— Ayano Jewelry : アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2019年9月30日
2枚目:エルミタージュのヘビ
(すべてルネ・ラリックデザイン)
ブラザーズ感 pic.twitter.com/0BghsgopZs
裏から見えました
プリカジュールの裏って
こんな感じなんだなー
結構フレーム厚めに作るんですねー
それにしてもこのチェーンも
絶対作りたくないですね
Bolin(ボーリン)のトパーズブローチ。
聞きなれないボーリン。
1796年にサンプトペテルブルグにて
Andreas Roemplerが創業し
スウェーデンから来た義理の息子
Carl Edvard Bolinと
兄弟のHenrik Conradが継いで
ロシアの皇室御用達ジュエラーに昇格。
1917年にストックホルムに移った後は
スウェーデン皇室御用達になった
ジュエラーだそうです。
なぜかこのコーナーに飾られていた
Princess Maria Abamelekの肖像。
ターン・オブ・ザ・センチュリーの
レディのポートレートって
めっちゃ好きですわ… なんでだろ
http://www.gogmsite.net/new-content/1900-1901-princess-maria.html
ということで展示のレポはここまでです。
My Best Threeはこちら
— Ayano Jewelry : アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2019年9月27日
①17世紀前半のフランス産のウォッチ
エナメルが最高に美
②18世紀中期のダイヤモンドペンダント
ロマノフファミリ〜!!
③ターンオブザセンチュリーのレディ
この時期の女性のポートレート好きです pic.twitter.com/wuPZ1bMa9g
エルミタージュ本館の方の
オンラインコレクションみていると
さては肝心なものは
持って来てないんだなって印象でした。
ロシア〜!エルミタージュ!!
いきたーーーーーーーい!!!
今回は説明はしょりましたが
キャラ濃そうなプリンセスたちも
たくさんいそうです。
ということでTwitterにて1日1つ
美術館貯蔵ジュエリーを紹介する
「綾野ジュエリー図鑑」企画
11〜12月はロシア史の勉強がてら
エルミタージュ貯蔵ジュエリーを
紹介しようと思っておりますので
ぜひフォローくださいませ!
余談ですがお師匠に教えてもらった
ロシアジュエリーを学びたい方に
おすすめの本でーす!