こんにちは、綾野です。
セントマでのジュエリーデザインコース、
基礎テクニック編がおわり、
デベロップメント編が始まりました。
世界最高峰のデザイナーたちは
どうやって新しいデザインを
生み出し続けているのか？
その片鱗が覗けます！
もう知的好奇心刺激されて
アドレナリン、どばどば状態。
初回を終えてみて、デザインって
自分の哲学や美意識を自覚して
実体化させることなんだなぁ
って気がしています。
ムードボードという思考法が楽しすぎた
初回はムードボードの作り方を学びました。
ビジュアルを集めたボードが
どうやったら概念的なコンセプトに
落ちていくのか？
ナゾ、興味津々！
前回の授業で
"あなたが心惹かれる写真を集めてきて"
という宿題がでました。
"なるべくジュエリーではないもので"
という条件つき。
ジュエリーをデザインしようとすると
誰かのマネになってしまう
というニューヨーク時代の
先生に言われた言葉が頭をよぎります。
ということで
あまり仕上がりのことは考えず
最近心惹かれたものの写真を
自分の心に素直に集めてみました。
絵画に建築、人に自然。
ジャンルはバラバラ。
集めた本人がいちばん
どうまとめるのか？？？状態。笑
私が持っていった写真たちを
先生がお手本として
まとめてくれたのですが
めっちゃ面白い
これバラバラに集めた写真から
共通点を見だして
関連している順に並べてるんです。
わかりますか？
まず大きく
①conceptual:概念的
②structural:構造的
の2つにわけます。
次にconceptualのイメージたちを
共通点ごとにグループわけ。
例えば赤丸は
Nostalgy(懐かしい)
innocent(無垢)のグループ。
青丸は宇宙、黄色は水中、
これらはまとめて
No gravity(無重力)
Floating(漂う)のグループ。
これらをまとめると
Fantasy(空想)
だなと思ったのですよ。
今ではないいつか、
ここではないどこか、
そして私ではない誰か。
脳みその旅、空想。
私が愛しているのは空想なんだなぁと。
続いてstructuralもグループわけ。
緑は
Flowing(流れる)
movement(動き)
黒は
gathering(集まる)
ととることができます。
またこの2つの共通点としては
Formal(形式張った)
ということがあげられます。
。。。ここですっごく怖くなったんですよね。
中身は夢見がちなくせに
ちゃんとしてみられたい。
私の性格そのままやんけ。
精神鑑定かい！
これらをまとめたボードがこちら。
このボードを前に最初は、
FantasyとFormalって
矛盾してないか？
どうジュエリーに
落とせばいいんだ？
って思ったんですけど、いや違う。
この矛盾こそが
オリジナリティなのかも
と閃いたんです。
だってもう、わたしたちって
夢見る少女じゃいられない
じゃないですか。
少子化？年金もらえない？給料上がらない？女も稼がなきゃ？ワンオペ育児？保育園落ちた日本死ね？
王子様が迎えにきてくれて
ぬくぬく暮らせるオヒメサマに
憧れていた気持ちを押し込めて
今日も役割にあった服を着て
戦いにでかける。
現実の社会生活でも
馴染むフォーマルな見た目ながら
実は私だけが知ってる想いが込められてる！
それをつけるだけて
束の間夢の世界にトリップできる！
そしてまた頑張れる！
そんなジュエリーが
私の作りたいものじゃないかって
気づいたんです。
いやー怖いわ
ムードボード
本性晒されるわ
他の人たちが作ってるのは
全然違うんですよー！
それもとってもおもしろかった！！
新しい方法論を学んで
またひとつ自分のスタイルが明確になった1日でした。
好きなこと学ぶって
最高！！！！！
