こんにちは、綾野です!
どどん
コペンハーゲンにある
ローゼンボー城レポ第二弾!
デンマーク王室
ロイヤルジュエリー
たんまりご紹介したいと思います!
ローゼンボー城の地下は宝物庫になっていて
16〜19世紀のロイヤルジュエリーが
展示されています。
上図のマップのように
3つの小部屋に分かれているので
それぞれのお部屋ごとに
ご紹介していきたいと思いまーす!
公式サイトの関連ページも貼っておくので
よりいい写真で見たい!
詳しく知りたい!って方は
飛んでくださいませ♡
特に
第三の部屋がヤヴァイ
のでたどり着いてね!!
第一のお部屋:クリスチャン3世の剣(1551年)
最初のお部屋のメインは
1648年まで戴冠式で使われたという剣。
Chr. III's Sword of State - The Royal Danish Collection
作るのに何年かかるんだ
こちらPrayerBook。
Prayerbook - The Royal Danish Collection
聖書とはまた別で
お祈りの文言がのっている本なんですって。
昔、紙って高級品だったんだなーって
表紙の装飾を見るとよくわかる。
Christian IV's Order of the Elephant - The Royal Danish Collection
デンマークで最も位の高いエレファント勲章。
なぜかやたらと見かけたスカルアイテム。
メメントモリですね。
第二のお部屋:クリスチャン4世の王冠(1596年)
The Treasury - The Royal Danish Collection
第二のお部屋のメインはこの凝りすぎの王冠
前から見るか?
横から見るか?
後ろから見るか?
なんとショーケース横に階段がついていて
上からも!覗き込めるようになっています。
ガーサス
外から見えない内側まで
すんごい細工!!!!!
Christian IV's crown - The Royal Danish Collection
エナメルが施されたゴールドに
テーブルカットの貴石とパールをふんだんに使い
2,895gもあるんだそう。
肩こってしゃーないな
デンマーク第三の都市オーデンセの
Dirich Fyring先生の作でございます。
冠の装飾には
・自分の身を与えるペリカン(=民への献身)
・ライオンに乗った人(=軍事力)
・天秤を持った人(=司法権)
・乳を与える母(=教会においての上位の身分)
などなど王の存在意義を表現するモチーフが
随所に使われているので探してみてください。
続いてPrayerBook
毒々しいくらいのメメントモリモチーフ
この博物館の素晴らしいところは
アイテムごとに番号がふってあって(写真右下)
後からちゃんと説明を
公式サイトで読めるようになってるんです。
各部屋の紹介ページに
この作品ごとの説明も載っているので探して見てね!
ローゼンボー城宝物庫よりジュエリーケース
— 綾野/ジュエラー@アントワープ (@ayano_jewelry9) 2018年9月23日
ケース、こんな華美な必要ある?(最大に褒めてる)
Made by Hans Jakob Mair(アウクスブルグ)#ヨーロッパで見つけた素敵なもの pic.twitter.com/YvHtLJhvPP
第三のお部屋:絶対君主の王冠と王妃の冠
The Treasury - The Royal Danish Collection
最後のお部屋は
情報量多すぎて
まとめるの大変でした。笑
心してかかれ!
まずはこちら。
左:絶対君主の王冠(1671年)と
右:王妃の冠(1731年)
こちらも上から見ることができます
絶対君主の王冠はクリスチャン5世から8世まで
7代に渡って使用されました。
王妃の冠はフレデリック6世の妻
ゾフィー・マグダレーネが先の妃を嫌い(!?)
同じものを使うのが嫌で作らせたそう笑
こちらはクリスチャン6世からゾフィーに
贈られたエメラルドを使用したネックレス。
Set of emeralds and brilliants - The Royal Danish Collection
王冠といいエメラルドといい
ゾフィー贅沢すぎやろ笑
あまり国民には人気がなかったようですが
理想的結婚章っていう勲章を
お作りになったようなので
夫婦仲は良かったのでしょう笑
それにしても安っちいリボンと
華やかなボウを分ける境界線を解明したい・・・
このエメラルドの留め方可愛い!
辺の中心にラウンドのダイヤつけるの、やりたい
続きまして
ナチュラルパールって
1万貝に1個の確率ってご存知でした?
奴隷がたくさん海の藻屑となったことが
容易に予想できるネックレスたち。
Set of pearls, rubies and diamonds - The Royal Danish Collection
ルビーが効いてますね
Jewelry, brilliants - The Royal Danish Collection
リヴィエールネックレスに
7つのペンダントがゴロゴロと。
センターにはトレンブランブローチ。
先ほどのエメラルドやパール、
そしてこちらのダイヤのジュエリーたちは
1840年頃にC.M. Weisshauptという
お抱えジュエラー様が作られたようです。
ググっても詳細出てこないけど天才かな?
ところで私、
王冠より好きなものがございまして。
王笏(おうしゃく)って
いうらしんですけど。
いやーーーーーー
フレンチエナメル好きすぎるわーーーー
最高だわーーーー
全体像
足元にも素敵な装飾・・・
The Sceptre, gold with enamel and table-cut diamonds - The Royal Danish Collection
王の象徴"レガリア"のひとつ、王笏。すばら👏😭
— 綾野/ジュエラー@アントワープ (@ayano_jewelry9) 2018年7月25日
公式の写真のほうが素晴らしいのでぜひhttps://t.co/sNFhfXqTtX pic.twitter.com/bohYm4EzOB
写り込んでいる剣の立体的な流線も素敵だし
The Anointing Sword - The Royal Danish Collection
球体のオーブもロイヤルジュエリーには欠かせませんね
The Orb, gold with enamel and table-cut stones - The Royal Danish Collection
センター上部のどデカイピンクは
1,305カラットのアメジスト様
Amethyst - The Royal Danish Collection
これくらい手の込んだ石枠じゃないと
収まらないよね
まだまだいきます
Jewellery set of gold with citrines, amethysts, pearls and diamonds - The Royal Danish Collection
シトリンとアメジストもこんなにゴージャスに
コスチュームジュエリーか?といいたくなる
カボションぷるぷるゴロゴロのブレスレット
ショーケースにずらっと並んだリングは圧巻
コペンハーゲン ローゼンボー城地下 宝物庫のリングたち
— 綾野/ジュエラー@アントワープ (@ayano_jewelry9) 2018年9月23日
#ヨーロッパで見つけた素敵なもの pic.twitter.com/hAGKAmaW2J
中でも目立っていたのがこちらのリング。
大きなハートのダイヤは
フレゼリク7世から3番目の妻ダナーへの贈り物。
Diamond-Studded Gold Ring - The Royal Danish Collection
こんな素敵なレンダリングもございました。
Crowns and coronets - The Royal Danish Collection
いいものいっぱい摂取した〜!
数あるご紹介した中から
私のアンテナにひっかかったのはこの2つ♡
次これで石留めたいし、ロッククリスタルの下に秘密のメッセージいれたものつくりたいし、日本に帰ってからの夢が膨らむである😍 pic.twitter.com/bCy9747dwy
— 綾野/ジュエラー@アントワープ (@ayano_jewelry9) 2018年7月25日
ネタとして頭に置いておく!
備忘録で日本語版パンフの当該ページも残しておく
次回は今日ご紹介したものよりずっと古い
豪快なヴァイキングジュエリーのご紹介です^^
デンマーク王室公式サイトの
ジュエリー紹介ページも
写真が素敵だから載せておきます♡