#綾野ジュエリー図鑑2018
まとめ第7弾!
本日はヨーロッパ各地の
伝統的な民俗ジュエリーを
まとめてご紹介したいと思います^^
それぞれ個性があって楽しいのですよ〜
個人的な推しはフランスのエナメルです💓
インドはムガール帝国の
超ゴージャスジュエリーも最後にご紹介!
お楽しみください⭐️
ギリシャ
254 waist clasp(1750-1850年希)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 12, 2018
北バルカン半島からコーカサス山脈までを統治したオスマン帝国下のキプロス島において、ウエスト部につけるクラスプが女性の装身具のなかで最重要視されました。このチューリップを図式化したようなアウトラインはオスマン帝国固有。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/pD16uQfi0E
イタリア
198 Earring(19世紀前南伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 17, 2018
イタリア女性は派手好き、職人は限られた素材でゴージャスに魅せる技に富んでいます。ピンクサファイアは赤いフォイルでまるでルビーのような強い色に。地中海で当時多産だったシードパールを極細金ワイヤーを通してふんだんに使用。
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200 Necklace(19世紀中盤伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 19, 2018
コーラルジュエリーは古代より南イタリアの名産品。旅行者のお土産もとい、イタリア人女性にもファッションとお守り双方の意味で人気がありました。19世紀このようにリボンで留めるスタイルが流行りましたが、壊れやすいため現存するものはまれ。
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265 Amulet(1850-1890年伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 24, 2018
アミュレットを身につける文化はカトリックの国々で見られます。イタリア語で"sprig of rue(=ヘンルーダの小枝)"を意味する"cimaruta"とよばれるこちらはナポリ地方で一般的なアミュレット。地域によって様々なモチーフが組み合わされます。
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※266
202 Pendant(1830年頃南伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 21, 2018
北イタリアと南イタリアでは伝統的なジュエリーは大きく異なり、こちらは南の代表的なペンダントトップ。カステラーニのイタリア農民ジュエリーコレクションの一部。
鍵、ハート、星のモチーフを使用。ほかに太陽や三日月もよく見られます。
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203 Earrings(1830年北伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 22, 2018
北イタリアに見られるジュエリー。見栄っ張りな気質により(笑)少ない量の金を限りなく薄く伸ばし大きく見せています。イタリアはBoldって言葉が似合う。中世貴族のジュエリーに寄せたデザイン。こちらもカステラーニのコレクションから。
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290 Pendant(19世紀伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 17, 2018
イタリア中部マルケ州にあるロレートのお土産だったペンダントトップ。中心のコインには表面に聖母マリア、裏面に5人の聖人が描かれています。ロレートはマリアが住んでいたとされオーストリアや南ドイツ、そしてイタリアから巡礼者が訪れました。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/OJSuXhyJZP
※289の間違い
スペイン
244 Amulet(1793年西)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 2, 2018
現代医学が発達する前、病気の予防や治癒の願いを託したジュエリー(=アミュレット)が大人から子供まで身につけられました。この小さなベルは音が悪魔を追い払うとして子供が身につけたもの。お守りに願いを託すのは万国共通ですね。
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060 Necklace(17〜19世紀西La Alberca)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 1, 2018
スペインはサラマンカ地方の小さな村の花嫁がつけるAmulet。4つの小さなネックレスとこの重くて長いネックレス(膝まである!)を婚姻の日に重ねづけします。聖母にまつわる宗教的なメダリオンにムーア式の伝統的なビーズ。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/E6sy2JgD79
053 Pendant(19世紀前半西・サラゴサ)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 22, 2018
スペインやイタリアなどヨーロッパ南部では病気や死から身を守るため大人から子供までジュエリーを身につけました。これは子供のためのペンダント。下部のセイレーンと呼ばれる人魚、警笛やベルが悪魔を追い払うとされました。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/47OtQwm6HT
169 earrings(1865-70年西)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 18, 2018
スペインはバロセロナ固有の伝統的なデザインのイヤリング。細長いシルエットにガラスもしくは箔をはったロックグラスをセットするのが特徴。地金はシルバー。
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170 earring(1865-70年西)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 19, 2018
バルセロナ固有の縦長イアリング。通常はペーストか箔をまいたクリスタル、あるいはガーネットなどの赤い石ですがこちらは19世紀のスペインジュエリーによく見られるミラーガラスがはめられています。角ばったカットスティールのようなビーズを使用
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074 Pair of earrings(1870年西)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 15, 2018
スペイン北西部ガリシアの伝統的ジュエリー。17-18世紀の貴族文化の影響を残しつつローカライズ。上部に17世紀欧州で流行したボウ、当時はそれにドロップをぶらさがるのが一般的でしたがこの街では三日月チャームをつけるようになりました。
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173 Earrings(19世紀西)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 22, 2018
スペイン・サラゴサのジランドールイアリング。グリーンのペーストにミラーガラス。18世紀にパリで流行したデザインがスペインでローカライズしこの土地オリジナルのものになりました。
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174 earrings(19世紀西)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 23, 2018
スペイン北西部アストルガのイアリング。このエリアのジュエリーは古代、中でもムーア人の影響が見られます。彫りのはいった三日月にセンターにはハトが垂れ下がり、側面にはエメラルドが。類似したデザインがモロッコでも見られますがより装飾的。
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ポルトガル
160 Pendant(1860年葡)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 9, 2018
ポルトガル北西部のオポルトでつくられたとされるフィリグリー。スペインとポルトガルはカトリック勢力が強い国でハートやクロスなどの宗教色のあるモチーフがよく使われ、このハートとクラウンのデザインも北ポルトガルでは典型的なもの。
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075 Earring(1870年葡)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 16, 2018
昨日とものと類似したデザインですがこちらは北ポルトガル・オポルトのもの。ムーア人がその土地を占領していたときに生まれたデザイン。現地では『女王の』を意味する‘a rainha’と呼ばれています。ポルトガルは繊細なフィリグナーナで有名。
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フランス
188 Necklace(1870年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 7, 2018
フランス南部のブール=カン=ブレスはエナメルの街。そこでつくられた色あざやかなパーツをつかったネックレス。昨日パーツの現物みせていただいたのですが可愛すぎました。ちょっと今からパリの蚤の市突撃してみます。あったりしないかな!
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247 Pendant(1870年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 6, 2018
3度目の登場、エマイユデブレッセのペンダントトップ。フランスのブール=カン=ブレスで作られ各地に輸出された後ジュエリーに加工されました。パリジュエラーのPaul Ydotが仕上げたもの。1872年のロンドン万博のために1.18ポンドで買われたそう。
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※248の間違い
オランダ
082 Headdress jewellery(19世紀蘭)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 23, 2018
オランダは国土の多くが水に隔てられており独自の文化が育った場所。oorijzer (ear ironという意) とよばれるヘッドドレスは顕著な例。当時高級品だったレースが北海からの強い風で飛ばないよう押さえる役割だったパーツが進化したもの。
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ベルギー
187 Girdle(16世紀白)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 6, 2018
ベルギー北部のフランデレン地域のガードル。新郎から新婦へのウェディングギフトと推察。右側のホックに鍵や財布など家事に関する道具が取り付けられるようになっており新しい家庭内での責任を意味しました。北ヨーロッパで見られた風習。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/wp5N2yWePY
ドイツ
081 Set of Jewellery(1850年独)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 22, 2018
ドイツ北部の孤島フェール島では独自のジュエリーが発展。つけ方は💬参照ください。錨、クロス、ハートは信仰、希望、慈愛の三点セット。同じデザインのイアリング、ヘアピン、ブローチをつけるのが習わし。島内の職人が制作。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/8MERVT6B1a
255 clasp(19世紀独)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 13, 2018
南ドイツの伝統ジュエリーはフィリグリーや銀のシートを用いたカーリーなパターンが特徴(スクロール・花のモチーフなど)
小花がついた格子をベースにフィリグリーの花で飾られたスタッズが存在感を放っています。女性がハレの日に身につけました。
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319 Ring(1800-1870年独)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 15, 2018
南ドイツの小さな街Schwäbisch Gmündは14世紀から銀細工が行われており、ユニコーンヘッドのホールマークが特徴。こちらは南ドイツの伝統的なジュエリーでシャンクにキリストと十字架が彫られており、カトリックの女性が身につけたと考えられます。
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346 Necklace(1800-1850年独)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) December 12, 2018
ドイツ南部の都市ニュルンベルクのHopfenketteとよばれる伝統装身具が使いやすいようにリメイクされたもの。ペンダント部はクラウンからバロックパールがぶら下がっています。アメジストとフィリグリーのロゼッタのコンビネーションが美。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/JEhoeMWsqQ
オーストリア
210 Necklace(1840-70年澳)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 29, 2018
オーストリアと南ドイツの伝統ジュエリー。前の装飾部はクラスプの機能も兼ね備えています。高山エリアの地域病であった甲状腺腫を隠すためのものでしたが、時間とともに装身性が強くなり現在でも特別な日に身につけられます。
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スイス
080 Choker(19世紀瑞)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 21, 2018
チョーカーはスイスとオーストリアが発祥の地。アルプス山脈付近の高地で見られた甲状腺腫を隠すためでした。ガーネットカラーのビーズにシルバーの繊細なフィリグリーの飾り板がこの地域の典型デザイン。黒くて薄いスカーフの上から付けられました。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/xp90MA0j92
デンマーク
213 Brooch(1860-67年丁)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 1, 2018
引き続きデンマークジュエリー。1867年のパリ万博でVilhelm Christesenというメーカーが販売していたもの。1860年代スカンジナビアの銀細工師の間で流行した、伝統技術(特に銀線細工)や意匠を生かしたデザインのブローチです。シルバー製。
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スウェーデン
217 Jacket clasp(1855年瑞)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 5, 2018
スウェーデン南部、豊かな文化を有するスコーネ地方のジャケット用のクラスプ。ボタンの代わりにこのクラスプでジャケットの前を留めます。スウェーデンではルンドとイースタッドが銀線細工の街。ブルーのペーストを使用。
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ノルウェー
061 Marriage pendant(19世紀前半諾)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 2, 2018
ノルウェーの花嫁は結婚式で親戚や友人に借りて大量のジュエリーをつけるのが習わし。円を半分に割った形状はノルウェー伝統の花嫁衣装。様々な呼び名がありますがbrudedalerは古いコインから作られたことが由来。銀線細工が見事です。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/ZCx3Z4rbty
214 brooch(1867年那)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 2, 2018
ノルウェー・オスロ産のブローチ。ノルウェーには伝統的なリングブローチがあり、その数50種類以上にも登ります。古いもので中世に由来を持つこのリングブローチからインスパイアされた現代のジュエリーを作ろうとする動きが1860年代に起こりました。
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ロシア
297 Necklace(19世紀前半露)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 24, 2018
ロシアのエナメルが美しいシルバーネックレス。17世紀ロシアでは男女ともすべての階層の人が重いシルバーのチェーンを身にまとっていたそう。19世紀には流行遅れとなりましたが清教徒は伝統的な衣服とともにこのようなチェーンをつけていました。
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※296の間違い
352 Earring(1850年トルコ)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) December 18, 2018
なんだかクリスマスっぽいカラーのイヤリングはロシア〜バルカン半島のスラブ系民族の伝統衣装。約32cmとかなり大きくヘッドドレスにワイヤーを通して耳の後ろからぶら下げます。
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モロッコ
175 Earrings(19世紀後半モロッコ)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 24, 2018
"Khorras kbach"と呼ばれる頭の両サイドを飾るモロッコのジュエリー。フープ部分には繊細な花模様の彫り。エメラルド、ルビー、パール、クリスタル、ガラスビーズを色あざやかに。ヘッドドレスにひっかけるらしいのですがどうなるのだろう
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269 Necklace(19世紀摩)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 27, 2018
"lebba"と呼ばれるモロッコのネックレス。モロッコの古都フェズの花嫁やアッパークラスの女性たちが身につけました。緑のコードでつなげられた10個の目のような形のパーツの間から9つのペンダント。末端は三日月のモチーフ。赤と緑のペーストを使用。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/83OH8PIN6j
アルジェリア
176 Pair of anklets(19世紀後半アルジェリア)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 25, 2018
アルジェリア北西部のオラン製khalkhalとよばれるアンクレット。金メッキされたシルバーにエナメル。1830年にフランスの統治下になったことでエナメルなどの彫金技術が発展しました。
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インド
327 Ring(1850年印)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 23, 2018
インド東部コルカタでつくられたと考えられるリング。オウムの目はルビー、くちばしはガーネット、体はサファイア。欧州で愛や友情を示す"握手する手"のモチーフが元ですが、ここではオウムを中心に背中あわせのように2つの手が反対方向に伸びています。
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092 Turban jewel(1750年印)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 2, 2018
インドといえばマハラジャジュエリー。宝飾職人の集まるジャイプールで作られたもの。
ぷるぷるのカボションの石をふんだんに使い、色鮮やかなエナメルで表面だけでなく着ける人の目に入る裏面まで飾るのがジャイプール流。
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361 Turban Ornament(18世紀初期)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) December 27, 2018
小花の枝状装飾はムガール美術定番モチーフですがこのようにターバンピンは希少。ムガール帝国の皇帝からジャイプールのマハラジャに贈呈されたものと言われていましたが真偽は謎。
表面と裏面で色が違うそう!
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287 Pendant(1610-1620年印)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 15, 2018
白い墓廟タージマハルがあるインド・アーグラのジュエリー。ムガール帝国特有のクンダンセッティングで白いネフライトにルビーとエメラルドがはめられています。鳥の目には小さなエメラルドという凝りよう!
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/Jgz5TyUmPb
245 Ring(18世紀印)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 3, 2018
ムガール帝国のマハラジャジュエリーは大きな石とカラフルで繊細なエナメルを多用したゴージャスさが魅力。リングの内側にも多色のエナメルを施し隙なし。内側のデザインはのちにロンドンのジュエリーデザイナーRobert Phillipsにも影響を与えました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/jVXmwrSE9E
093 Turban ornament(19世紀前半)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 3, 2018
半透明エナメルが美しいジャイプールのマハラジャジュエリーをもうひとつ。王室御用達の工房作。孔雀はヒンドゥー教の愛・知・美の神クリシュナを表すモチーフ。マハラジャ(=そのエリアの統治者の男性)がターバンに装着しました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/yn3bjNTJS6
165 Amulet Box(18-19世紀尼)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 14, 2018
ネパール・カトマンズの“jantar”とよばれる箱。経典やお守りなどをしまい身につけた人の身を守るとされていました。 ‘jarao’ という石枠とデコレーションのフィリグリーをつなげるテクニックが特徴。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/7TIXE4SafS
次回は最終回!
同じ民俗ジュエリーですが
十字架(クロス)に着目してみたいと思います
乞うご期待💓
※画像や解説は以下より転用しております。
British Museum - Collection search
#綾野ジュエリー図鑑2019 も
絶賛毎日更新中なので
是非ともツイッター、フォローくださいませ^^
001 Peacock Brooch(1867年
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) 2019年1月1日
フランス人ジュエラーGustave Baugrand作。ゴールドにダイヤ、ビルマ産ルビー、インド産エメラルド、セイロン産サファイアをはめ込んだ景気のいいブローチ。
この孔雀、羽が動くというから驚きです。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/a4qFgSwFck